ネオヘスペリジンパウダー

柑橘類に含まれるフラボノイド配糖体であるネオヘスペリジンは、抗酸化物質です。1,1-ジフェニル-2-ピクリルジドラジル（DPPH）フリーラジカル消去試験において、ネオヘスペリジンはIC50値が22.31 μg/mlで抗酸化物質として作用しました。ネオヘスペリジン（50 mg/kg）は、HCl/エタノール誘発性胃損傷および粘液量増加を有意に抑制しました。幽門結紮ラットにおいて、ネオヘスペリジン（50 mg/kg）は胃液分泌量および胃酸産生を有意に減少させ、pH値を上昇させました。さらに、ネオヘスペリジンはCaco-2、CEM/ADR5000、CCRF-CEM白血病細胞の増殖をそれぞれIC50値が0.17、0.17、0.12 mMで阻害しました。

ジュース、フルーツワイン、飲料、ケーキ、医薬品の甘味料（香料）、および糖尿病患者用食品に広く使用されています。